香港 レストラン多くが強冠の油を使用
【新唐人2014年9月11日】台湾の食用油製造会社「強冠」(きょうかん)の原料の一部が香港から輸入された疑惑がもたれています。一方、香港の一部レストランや食品会社でも「強冠」の製品が使われていたことが明らかになりました。香港の業者は取材を受けた際、3月より前に仕入れた製品なので問題ないと釈明しました。
台湾の「強冠」は香港から輸入した粗悪油を精製し、食用油として販売しました。香港でも美心(マキシム)、大家楽(カフェ・ド・コーラル)、ギョーザのチェーン店・八方雲集など、多くの業者が強冠の製品を仕入れていました。香港最大の外食チェーン、大家楽(カフェ・ド・コーラル)は、強冠の油が混入している地元ブランドのラードを洋風ソースに使用していたことを認める声明を発表しましたが、香港の食品安全センターは、問題のある製品ではないと発表しました。
香港食物環境衛生署食品安全センター顧問医師 何玉賢氏
「台湾側の資料によると、問題があるのは3月1日以降の製品です。台湾の関連当局によると、香港への粗悪なラードの輸入は今のところ発見されていません」
香港の食品安全センターによると、強冠は香港の「金宝順」からラードを購入したことがあり、まだ調査中だそうです。
台湾の立法議員が先日、地溝油の出所が実は中国大陸ではないかとの疑問を呈した事について、香港の多くの市民も憂慮を示しています。
香港市民 労さん
「有毒粉ミルクや偽物など大陸にはたくさんあります。大陸に行く回数を減らしています」
記者
「香港に入ってきたらどうしますか」
香港市民 労さん
「外で食べるのを控えます」
香港市民 王さん
「監督管理を強化すべきです。また多くの発表や宣伝を行い、みんなを安心させるべきです」
香港では2年前、営業許可書のない工場が地溝油を製造し、少なくとも13軒のレストランに提供していたことが暴露されました。後に、地溝油は中国国営企業、北大荒から提供されたことが明らかになりました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/10/a1137161.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/萩野 映像編集/李)